頭痛・ネタ帳

調剤薬局の薬剤師です。 毎日、たくさんの頭痛の患者さんとお話ししてます。 100人いれば、頭痛は100通り!! 患者さんとお話しするためのネタ帳を綴ります。

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アルツハイマー型認知症の薬

アルツハイマー病の特徴

アルツハイマーの認知機能障害としては、近い記憶障害が特徴的であり、
妄想、うつ症状、アパシー等のいろいろな精神症状が多くみられます。


アルツハイマー型認知症の薬

脳内のアセチルコリンを増やして、神経の伝達をスムーズにする
1・アリセプト

アルツハイマー型認知症では、脳内コリン作動性神経系の顕著な障害が認められています。
ドネペジル塩酸塩(アリセプト)は、アセチルコリン(ACh)の加水分解酵素であるアセチルコリンエステラーゼ(AChE)を可逆的に阻害することにより、AChの分解を抑制し、作用部位(脳内)でのACh濃度を高め、コリン作動性神経の神経伝達を促進します。

2・レミニール(2011/3/23発売)
成分のガランタミンはマツユキソウの球茎から単離されました。主な作用機序はアリセプトと同じですが、加えて異なる部位(アロステリック部位)に結合し、AChによるnAChRの活性化を増強させることが示されました。

3・イクセロンパッチ/リバスタッチパッチ (7月発売予定)
作用機序はアリセプト、レミニールと同じですが、経皮吸収型のパッチ剤は、持続的にかつコントロールしながら、一定用量の薬物を皮膚から吸収させるよう設計されています。このため、血中の薬物濃度が一定に保たれ、副作用が軽減される結果、高用量での投与が可能となります。また、薬剤の使用状況が一目でわかるため、介護者にとっても服薬順守状況の把握が容易になるという利点もあります。

脳内の過剰なグルタミン酸を減らして、記憶障害などを抑制する
4・メマリー(2011/6/8発売)
アルツハイマー型認知症では、脳内グルタミン酸濃度の持続的な上昇によってNMDA受容体が活性化され、持続的な電気シグナル(シナプッチクノイズ)が増大し記憶の神経伝達シグナルを隠してしまうため、記憶・学習機能を障害してしまいます。
メマリーは、そのNMDA受容体に拮抗します。
また、アリセプト等のコリンエステラーゼ阻害剤のアルツハイマー型認知症の薬と併用することで、より効果的になります。

  後記:長い間、アリセプトだけだったアルツハイマー型認知症の薬の選択肢は増えたのは、患者の家族にとっては、うれしいことですね。
  参考文献:認知症疾患治療ガイドライン2010、エーザイ、武田、第一三共、ノバルティス各HP
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Comment

認知症の黎明期 

メマリーには特に期待したいですね。
  • posted by たいしょううまれ 
  • URL 
  • 2011.06/16 11:11分 
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